ダイハツ通期業績見通し…7月から生産本格化で売上げ横ばい

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ダイハツ工業は、東日本大震災の影響で公表を見送ってきた2012年3月期の通期連結業績見通しを発表した。

売上高は部品不足で上半期の生産の減産を余儀なくされることから、中間期までが前年同期比13.9%減の7000億円と大幅減収となる。ただ、7月から震災前計画を上回るレベルで生産するため、下半期だけで同16.6%増の8700億円を予想。通期では同0.7%増の1兆5700億円と前年並みとなる見通し。

震災による生産の影響は国内が5万8000台、海外が1万5000台の合計7万3000台を想定している。

国内売上げ台数は同2.0%減の51万6000台を見込む。販売は、震災直後は大幅マイナスとなり、上半期は同25.3%減となるが、下半期に同26.4%増と挽回、年度では小幅マイナスの見込み。

海外売上げはマレーシア、インドネシアの増加で同2.7%増の37万6000台を見込む。ダイハツ車の販売は横ばいの89万2000台を計画する。

受託・OEM事業も国内の受託・OEMについて、トヨタへの軽自動車のOEM供給が秋からスタートすることなどから、同16.0%増の21万6000台、海外の受託・OEMが同5.5%増の21万4000台と増加する見通し。受託エンジンは同17%減の33万5000基とマイナスとなる。

収益では、売上げ減や車種構成変動で40億円、諸経費の増加で361億円の減益効果が影響し、営業利益は同17.8%減の850、経常利益が同18.0%減の920億円となる見通し。

上半期に震災影響で特別損失30億円を計上、最終利益は同29.6%減の370億円と減益になる見通し。

《レスポンス編集部》

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