ダイハツと長岡技術科学大学が連携、自動車技術に関する研究で協力

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ダイハツ工業は6月16日、国立大学の長岡技術科学大学と包括的な研究協力に関する3年間の協定を結ぶことで合意した。

長岡技科大学は、日本に2校しかない技術科学大学で、実践の中から学理を引き出し、その学理を再び実践の中で試すという学理と実践の繰り返しによって、創造的、高度な研究開発能力を備えた技術者、研究者の育成を目指している。

一方、ダイハツは今後、厳しい経営環境が予想される中、環境技術分野をはじめとした研究開発のスピードアップ、効率化が求められており、必要な技術は一層複雑化、複合化していることから、企業内で独自にすべてまかなうのは経済的や時間的な面で大きな負担となっている。

今回の包括的提携で相互のリソーセスを有効に活用することが可能となり、ダイハツとしては事業課題に対し、長岡技科大学の広い知見を活用した解決アプローチや複数分野に横断した複合的な視点からの研究成果を期待する。

また、長岡技科大学としては、社会で学理と技術が総合的に応用される場を体験することにより、より実践的で創造的な能力を持つ指導的技術者の育成を図る。

両社は当面、自動車および自動車工学に関する技術開発、計測・解析技術の開発で共同研究を行う。研究以外でも長岡技科大学側の要請により、ダイハツが非常勤講師等を派遣し、産業実務家による教育支援など、長岡技科大学の教育カリキュラムを活用した双方向の人材育成を行う。

長岡技科大学とダイハツのメンバーから成る「連携協議会」を設置、研究開発などに関する意見交換を実施し、研究開発テーマ発掘・共同研究の促進を図る。

《レスポンス編集部》

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