JVCケンウッドホールディングスは6月10日、台湾のシンワ・インターナショナル・ホールディングスを買収することで基本合意したと発表した。買収価格は今後協議する。
JVCケンウッドは、シンワの株主である運営ファンドと経営者からシンワの株式を合計51%取得し、子会社化する。
シンワは、車載AV機器用CD/DVDメカニズム製造の最大手で、特に中国や欧州での自動車用品メーカーとの取引に強い。JVCケンウッドはシンワを子会社化し、両社が共通するデバイス事業を強化するとともに、特にJVCケンウッドはシンワの基盤を足がかりに中国市場で事業の拡大・強化を図る。
JVCケンウッドは株式取得資金は今年1月に実施した自己株式の処分と新株発行で調達した資金の一部を活用。8月に株式取得契約を結んで10月に取得を目指す。