毎年春と秋に開催されているSHCCミーティングat大磯ロングビーチも5日で45回目となった。毎回、テーマ車種を設け、普段なかなか走らせる機会がないクルマなどにも、参加のチャンスを与えてきた。今回は東日本大震災支援チャリティを大きな柱として開催された。開催地は大磯ロングビーチ(神奈川県中郡)。
主催者である湘南ヒストリックカークラブ(通称SHCC)の副会長、村山東さんは開催するにあたり、参加者のエントリーフィーから2000円を義援金に充てることを決めた。また、通常参加賞としてTシャツを配布するが、それは購入してもらうこととした。「これらにより、30万円を義援金に充てることが出来た」。
義援金は「モータースポーツに理解のあるところへ」という思いから、福島県裏磐梯にあるリゾート施設、ラビスパ裏磐梯に直接届けられることとなった。村山さんは、毎年秋にあるクラシックカーイベントで利用しているが、今年は行くことが出来ない。またラビスパ裏磐梯の金子健一専務取締役は以前、大磯で開催されていたジムカーナや、実際のレースでもF3まで参戦経験があるという縁だ。
また、当日は金子さんも来場し、「風評被害などの影響で、観光施設は壊滅的な影響を被っている。裏磐梯の活気を取り戻すために10月に開催する予定のクラシックカー関係のイベントにこの義援金を使わせてもらう」と挨拶した。
そんな思いに賛同してか、今回のエントリー台数は108台を数え、これまで以上の盛り上がりを見せた。特に最近の傾向は日本車でジムカーナを楽しむエントラントが増えてきており、今回もホンダや日産車での参加が目立っていた。