ヒストリックカーミーティング、震災復興支援イベントとして盛会

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45th SHCCミーティングat大磯ロングビーチ開催
  • 45th SHCCミーティングat大磯ロングビーチ開催
  • 湘南ヒストリックカークラブ(SHCC)副会長の村山東氏
  • ラビスパ裏磐梯専務取締役の金子健一氏
  • 今回はホンダ車の参加が目立った45th SHCCミーティングat大磯ロングビーチ。
  • ホンダが初めて市販した四輪車がこのトラック、ホンダT360。完熟走行のため複数がコースに出ている。45th SHCCミーティングat大磯ロングビーチ。
  • コーナーを勢い良く立ち上がっていくホンダN360。45th SHCCミーティングat大磯ロングビーチ。
  • ホンダL700。S600のエンジンをベースとした商用車である。45th SHCCミーティングat大磯ロングビーチ。
  • きれいにパイロンをすり抜けるロータス・エランスプリント。45th SHCCミーティングat大磯ロングビーチ。

毎年春と秋に開催されているSHCCミーティングat大磯ロングビーチも5日で45回目となった。毎回、テーマ車種を設け、普段なかなか走らせる機会がないクルマなどにも、参加のチャンスを与えてきた。今回は東日本大震災支援チャリティを大きな柱として開催された。開催地は大磯ロングビーチ(神奈川県中郡)。

主催者である湘南ヒストリックカークラブ(通称SHCC)の副会長、村山東さんは開催するにあたり、参加者のエントリーフィーから2000円を義援金に充てることを決めた。また、通常参加賞としてTシャツを配布するが、それは購入してもらうこととした。「これらにより、30万円を義援金に充てることが出来た」。

義援金は「モータースポーツに理解のあるところへ」という思いから、福島県裏磐梯にあるリゾート施設、ラビスパ裏磐梯に直接届けられることとなった。村山さんは、毎年秋にあるクラシックカーイベントで利用しているが、今年は行くことが出来ない。またラビスパ裏磐梯の金子健一専務取締役は以前、大磯で開催されていたジムカーナや、実際のレースでもF3まで参戦経験があるという縁だ。

また、当日は金子さんも来場し、「風評被害などの影響で、観光施設は壊滅的な影響を被っている。裏磐梯の活気を取り戻すために10月に開催する予定のクラシックカー関係のイベントにこの義援金を使わせてもらう」と挨拶した。

そんな思いに賛同してか、今回のエントリー台数は108台を数え、これまで以上の盛り上がりを見せた。特に最近の傾向は日本車でジムカーナを楽しむエントラントが増えてきており、今回もホンダや日産車での参加が目立っていた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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