ブリヂストンは、欧州子会社ブリヂストン・ヨーロッパ(BSEU)が7月から欧州全域でタイヤの価格を引き上げると発表した。BSEUは4月からタイヤ価格を引き上げたばかり。
今回の値上げ幅は、国と商品によって率は異なるものの、トラック・バス用タイヤが平均12%、乗用車・小型トラック用と二輪車用タイヤが平均5%、農業機械用と建設・鉱山車両用タイヤとリトレッドタイヤが平均8%。
BSEUの大橋牧夫社長兼CEOは、「注意深く原材料価格動向を注視しているが、前回発表した2011年4月から6月までに行う価格改定の後でも、原材料価格高騰の影響を吸収できていないため、更なる価格改定を決断した。引き続きあらゆる企業努力を通じ、原材料価格高騰の影響の吸収を図る」としている。