日本自動車工業会が発表した4月の自動車生産実績によると、四輪車の国内生産台数は前年同月比60.1%減の29万2001台と過去最大のマイナス幅となり、前月に続いて大幅マイナスとなった。これで7か月連続の減少。
東日本大震災の影響で、自動車メーカー各社が生産を停止し、4月中旬から大半のメーカーが生産を再開したものの、操業率を通常より大幅に落としての稼働したため。台数規模では1967年8月以来、約44年前のレベルだった。
車種別では、乗用車が同60.2%減の24万9772台と7か月連続マイナスだった。このうち、普通乗用車が同60.6%減の14万8097台、小型乗用車が同65.4%減の5万2276台、軽乗用車が同50.8%減の4万9399台だった。
トラックは同57.5%減の4万0305台で5か月連続のマイナスとなった。うち、普通トラックが同61.8%減の1万5440台、小型トラックが同56.3%減の7762台、軽貨物車が同53.3%減の1万7103台だった。
バスは同80.0%減の1924台だった。
4月の国内向け販売は同47.3%減の18万5673台とほぼ半減した。輸出は同67.8%減だった。