住友ゴム、ブラジルでタイヤを現地生産へ

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住友ゴム工業は5月17日、ブラジルに約280億円投じてタイヤを生産・販売する新会社を設立すると発表した。新興市場として自動車の生産台数の増加が見込めるブラジルでタイヤを現地生産して事業の拡大を図る。

ブラジルを中心とした中南米地域は、堅調に成長を続ける経済の下、自動車産業が急速に拡大しており、これに伴って自動車用タイヤの需要も増加している。同地域最大の市場であるブラジルのタイヤ市場は、経済成長を背景に着実に需要が伸びる一方で、高関税や遠隔地からの輸送による高物流コストのため、輸入品には不利な状況にある。同社では、需要を取り込むためには、現地の生産拠点が不可欠と判断、グループとしては同地域で初となるタイヤ製造・販売子会社を設立する。

新会社は「スミトモ・ラバー・ドゥ・ブラジル」で資本金は当初8000万レアル(約40億円)。約5億6000万レアル(約280億円)を投じてパラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市に乗用車用ラジアルタイヤを製造する工場を新設する。生産能力は日産1万5000本で、2013年10月から生産開始する。

《レスポンス編集部》

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