春の交通安全運動が20日までの10日間、全国各地で実施されている。東京都中央区日本橋1丁目の日本橋交番前では15日11時から、警視庁中央署主催でシートベルト着用を重点的に訴えるイベントが開催された。
会場には来場者が実体験できる「シートベルト横転体験装置」を設置。横転時にどんな状態になるのか。着用していれば、身体が放り出されることなくどのくらい安定しているかなどを体験することができ、来場者へ後部座席でもシートベルト着用が重要性であることを訴えた。
このほかにも、交通課所有の白バイ2台やワンボックスのパトカーを展示。警視庁のマスコットぴーぽくんも安全意識向上に一役買った。
白バイには乗車することもでき、サイレンの大きさに驚く子どもや、乗車姿を写真に収める親子の姿が目立った。
今年の春の交通安全運動は、子どもと高齢者交通事故防止が運動の基本。東京では、この基本の下に4つの重点項目が定められ、その中に「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートのだだ正しい着用の徹底」がある。
08年の道路交通法改正で、シートベルトの着用は運転席と助手席だけでなく全席で義務づけられた。違反した場合は、違反点数1点が加算される。