コスモ石油が9日発表した2011年3月期の連結決算は営業利益が前年同期比204.3%増の1040億円と大幅増益となった。
売上高は、同6.1%増の2兆7715億円と増収となった。石油事業は、原油価格の上昇による単価の上昇と国内向けが回復して増収となった。石油開発事業も原油価格の上昇で増収となった。
経常利益はマージンの増加や合理化効果で前年同期比163.9%増の960億円となった。在庫評価を除く経常利益でも前年よりも900億円の増益となった。当期純利益は289億円と黒字に転換した。
今期の業績見通しでは、売上高が同5.4%増の2兆9200億円、営業利益が同13.5%減の900億円、経常利益が同12.6%減の840億円、最終利益が同3.2%減の280億円となる見通し。