24日午前11時25分ごろ、富山県南砺市内の東海北陸自動車道の対面通行区間で、トンネル内を走行していた乗用車が対向車線側へ逸脱。対向車2台と衝突する事故が起きた。この事故で逸脱側の2人が死傷。順走側1台の2人が負傷している。
富山県警・高速隊によると、現場は南砺市成出付近にある楮・成出トンネル(全長1960m)内。下り線を走行していた乗用車が対向車線側へ逸脱。1台目と接触した後、2台目と正面衝突した。
逸脱側のクルマは大破。運転していた高岡市内に在住する85歳の男性が全身を強打。出血性ショックが原因でまもなく死亡した。同乗していた74歳の女性が胸部骨折の重傷。順走側2台目のクルマに乗っていた2人も打撲などの軽傷を負い、病院に収容されている。
警察では何らかの原因でハンドル操作を誤った可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。