業界トップ企業、10年間で3割が交代…帝国データバンク調査

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帝国データバンクは、企業概要データベース「COSMOS2」に収録されている決算データから産業分類1056業種で「売上高全国1位」企業の従業員数、売上高規模、業歴、所在地、業界トップ企業の交替率などについて分析した。

業界トップ企業に関する経営実態調査は今回が初めて。今回は、東日本大震災に関連して東北地方に本社を置く業界トップ企業についても取り上げた。

業界トップ企業1056社の従業員数について調べたところ、784社、全体の74.2%が「300人未満」だった。トヨタ自動車やソニーなどの業界トップで従業員が「5000人以上」の大企業は全体の8.0%、84社にとどまる。

売上高規模別では「300億円未満」の企業が46.7%と半数を占め、多くの業界を中小企業が牽引していることが明らかになった。

また、関東や近畿などの都市経済圏に本社を置く企業が、全体の8割近くを占めた。地方に本社を置きながらトップの企業は2割だった。

また、10年前の業界トップ企業のなかで、現在もトップを維持している企業の割合は70.2%、741社となった。10年間で3割の業界でトップ企業が入れ替わった。10年前にトップで現在は2位の企業は261社、全体の24.7%で、倒産・解散・廃業したのが54社、全体の5.1%だった。日本航空やSFCG、ノヴァなど。

一方、東北にある業界トップ企業は、総合牧場の小岩井農牧、酒類販売チェーンのやまや、生活用品のアイリスオーヤマなど15社。

《レスポンス編集部》

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