英国ジャガーカーズは20日に開幕したニューヨークモーターショーにおいて、『XF』の2012年モデルを初公開した。
XFは『Sタイプ』の後継ミドルサルーンとして、2007年9月のフランクフルトモーターショーで発表。デビューから3年以上を経た今回、初の大がかりな改良を実施した。
注目できるのは、大きく変わったフロントマスクだ。同社のフラッグシップサルーン、『XJ』をモチーフに取り入れ、ヘッドランプやグリル、バンパー、ボンネットなどのデザインを一新した。XFは『C-XF』というコンセプトカーをベースに誕生したが、この表情はC-XFを連想させるものでもある。
インテリアは、前後シートやダッシュボードのデザインを変更。ダッシュボード中央には、7インチの新型ディスプレイを採用した。各種スイッチの操作性も引き上げられている。
最強グレードの『XFR』に関しては、他のグレードとの差別化がいっそう図られた。エンジンは引き続き、直噴5.0リットルV型8気筒スーパーチャージャーで、最大出力510psを発生する。
同社のグローバルブランドディレクター、アドリアン・ホールマーク氏は「2012年モデルは最高の完成度。ブランドの理想を表現したものだ」とアピールしている。