東京電力は、電力の供給力の確保に向けて、千葉県内の同社の火力発電所敷地内にガスタービンなどを緊急的に設置する緊急設置電源計画を発表した。
千葉火力発電所には今年8月までに33万4000kWの1500度級ガスタービン発電設備を2台、来年夏にも1台設置して合計約100万kW増やす。
袖ケ浦火力発電所には7月に天然ガスを燃料とする1100kWのガスエンジン発電設備102台を設置、11万kWを確保する。姉崎火力発電所には4月に1400kWのディーゼル発電設備4台設置して6000kW増やす。
同社は夏季の計画停電の回避を目指して今後も供給力の増強に向け、早期に電力供給が可能な電源の設置について検討するとしている。