東洋ゴム工業は4月12日、中国の山東省に本社を置く中国シルバーストーンを買収すると発表した。
中国シルバーストーンは、マレーシアにある投資会社のライオン・ラバー・インダストリーズが100%出資する主にトラック・バス用タイヤを製造する会社で、タイヤの生産能力は年産約40万本。東洋ゴムは中国シルバーストーンの株式70%取得して子会社化する。取得価格は約17億9500万円。
東洋ゴムは中国シルバーストーンを傘下に置くことで、現在建設中の中国タイヤ工場(東洋輪胎張家港)とともに、中国をはじめとした海外市場の旺盛なタイヤ需要に対応して事業の拡大を図る。
今後、中国シルバーストーンで早期にTOYO TIRESブランドのトラック・バス用タイヤの生産開始に着手し、中国国内に加えて海外市場向けに供給体制を構築する。