ホンダは31日発表した2011年3月期の第3四半期決算で、子会社のホンダトレーディングによる業績操作の影響として、約150億円の会計処理を行ったと明らかにした。
貸し倒れ引当金を同額引き当てたもので、連結営業利益段階での損失処理となった。会見した近藤広一副社長はこの問題について「株主や関連会社の皆さんに不利益をもたらした」と述べた。
しかし、内部で調査を継続中ということもあってか、会見冒頭での明確な陳謝は行わなかった。調査結果について近藤副社長は「原因や再発防止策、関係者の懲罰も含め2月中旬をめどに公表させていただきたい」と語った。