イタリアのスーパーカーメーカー、パガーニ社は25日、新型『ウアイラ』(HUAYRA)を発表した。
ウアイラは、『ゾンダ』の後継車に位置づけられるスーパーカー。車名のウアイラとは、南米大陸に吹く風に由来している。
そのスタイリングは、ゾンダの正常進化と呼べるものだが、エアロダイナミクス性能を磨き上げるとともに、カーボンとチタニウムを組み合わせたモノコックフレームを新開発。ゾンダに対して大幅な軽量化を成し遂げ、車両重量は1350kgに抑えられた。
ミッドシップに収まるのは、メルセデスベンツの高性能車部門、AMG製のM158型6.0リットルV型12気筒ツインターボエンジン。パガーニ社のためにAMGが専用チューンを施し、最大出力700ps/5000rpm、最大トルク102kgm/3500rpmという、パワフルなスペックを獲得した。
トランスミッションは7速シーケンシャル。強大なパワーは後輪へ伝えられ、0-100km/h加速3.2秒、最高速378km/h以上という世界屈指のパフォーマンスを実現した。
ガルウイングのドアを開けると、そこはパガーニ独自の世界。レザーやアルミ、グラスファイバーなどの素材がふんだんに使用され、エクスクルーシブな雰囲気を演出する。
ウアイラは、3月1日に開幕するジュネーブモーターショーでワールドプレミア。価格は公表されていないが、100万ユーロ(約1億1200万円)程度と見られている。