三菱自動車は1月20日、新しい中期経営計画「ジャンプ2013」で、円高などで日本でのモノづくりの変革が迫られる中、抜本的なコスト構造改革に乗り出す。
為替の円高の定着や、新興国市場への需要シフトなど、自動車ビジネスの事業環境が大きく変化する中、抜本的なコスト構造を改革するため、コスト低減を強力に推進する。
具体的には、コスト低減を推進する社長直轄の専門組織を立ち上げる。円高環境の中でグローバル調達体制を構築するなどして、2013年度の資材費を2010年度に比べ約900億円低減する計画。
さらに、海外での生産増強を推進する中、三菱ブランドの品質レベルを確保するための体制強化にも乗り出す。