エディア、カスタム性高めたスマートフォン向け業務用ナビアプリを発売

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スマートフォン向け 業務用ナビアプリ
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エディアは18日、業務用の業務車両や営業スタッフのフィールド業務を可視化し、さまざまな行動支援や動態管理を可能にする業務用スマートフォンナビアプリの提供を開始した。

本アプリと、PCで利用するウェブサイトの管理画面によるクラウドサービスをパッケージとして提供するもの。プラットフォームはまずWindows Mobile端末から提供を開始、順次AndroidやiPhone向けナビアプリを提供していくという。

これまでDINタイプの据置型ナビゲーションにも業務用ソリューションはあったが、車両のイグニションを切るとナビの電源も切れるため、駐車時や降車後のスタッフの状況がリアルタイムで把握できない等の問題があった。

代表取締役社長の原尾正紀氏は、「当社は“どんなデバイスでもナビにする”ことを一貫したテーマとして位置情報ソリューションに取り組んできた。携帯端末としては初となるアステル(当時)のPHS向けにナビゲーションを提供、またゲーム機のPSPナビにいち早く取り組んで来たのも当社。このアプローチを延長して、スマートフォンの機能や特徴を活かした業務用ナビが求められていると感じた」と開発の経緯を説明する。

「このスマートフォンナビを携行することで、現在地や業務状況などがセンターサーバーに収集され、これらの動態情報は管理用ウェブサイトに可視化されて展開されるため、オフィスでもフィールド業務の状況をリアルタイムに把握できる。管理担当者は、この画面からメッセージやルートの送信も可能。また端末側から作業の進捗も随時報告できる」と述べる。

今日の業務用ナビアプリの特徴としては、ウェブアプリケーションと組み合わせたパッケージで提供するため、導入企業が有する基幹系データベースや業務用アプリケーション(「Salesforce」や「サイボウズ」等)との連携にも幅広く対応できる。

ナビ機能としては、VICSに対応しているほか、地図やPOIは端末ローカルに保存するため、電波の届かないエリアでのナビゲーションも可能。顧客情報などの機密情報はクラウド上での管理としてセキュリティを高めている。

「特に企業の運用コストに対する見方は厳しくなっており、安価でカスタマイズに対応できる汎用のプラットフォームとセンターサーバを自社でもつクラウドサービスは当社のビジネス領域拡大に貢献する。このリリースまでには半年以上にわたるフィールドテストを実施しているので信頼性・機能性には自信を持っており、すでに顧客もSIerを中心に数社付いている」(原尾氏)ということだ。

業務用端末としてはWindows Mobileの需要が根強いことからこのプラットフォームでの提供となったが、同社では春以降にAndoroid/iPhoneといった端末にも順次ナビゲーションアプリを提供するという。

《北島友和》

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