東京商工リサーチが13日発表した2010年の全国企業倒産状況によると、倒産件数は前年比13.9%減の1万3321件となり、4年ぶりに1万4000件を下回った。
負債総額は同3.3%増の7兆1607億7300万円と、戦後14番目の規模となった。日本航空関連の3社が経営破たんしたことが影響した。負債1000億円以上の超大型倒産は7件発生した。
倒産の原因別では販売不振を中心とする不況型の構成比が過去最高の82.9%を占めた。倒産の形態別では、法的倒産件数の構成比が78.5%で、過去20年間で最高となった。
業種別ではスーパーが同20.8%増となったほか、情報関連サービスも同3.9%増と増えた。