ヒュンダイは22日、次世代燃料電池車の開発を終え、実証テストを経た後、2015年に市販することを明らかにした。
同社の燃料電池車は、SUVの『ツーソンix』をベースに開発。『ツーソンix35 FCEV』と命名された。従来の『ツーソンFCEV』と比較して、燃料電池システムを20%小型化。燃費性能も高め、最大航続距離は76%引き上げている。
2つの水素タンクは、従来の2倍の700バールの圧力で水素を貯蔵。また、エネルギー貯蔵装置が、100kWのスーパーキャパシタから、21kWのバッテリーに変わったのも、従来との違いだ。
これにより、ツーソンix35 FCEVは、最大航続距離650kmと従来の370kmよりも76%向上。燃費はガソリン換算値で31km/リットルと、従来よりも15%引き上げている。最高速は160km/hで変わりはない。
ヒュンダイは2011年から同車の実証テストを行い、2015年に市販する計画。同社は「主要部品の95%以上が韓国製」と説明し、メイド・イン・コリアをアピールしている。