【デトロイトモーターショー11】MINIクロスオーバーにクーペ派生

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MINIペースマン
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BMWグループのMINIは19日、2011年1月10日に開幕するデトロイトモーターショーに、MINI『ペースマンコンセプト』を出品すると発表した。

同車は、MINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』)のクーペバージョン。小型車セグメント初のスポーツアクティビティクーペを提案する。

プラットホームはMINIクロスオーバーがベース。フロントグリルはMINIクロスオーバーの「クーパーS」グレード用と基本的に共通デザインだが、バンパーは専用デザインとした。

足元には19インチホイールを装着。窓回りの処理は、「ヘルメットルーフ」と名付けられ、ピラーをブラックアウトすることにより、ガラス面が連続してボディを一周しているかのように見せる効果を発揮している。

MINIクロスオーバーとの大きな違いは、リアから見た姿かもしれない。専用デザインのテールランプやコンパクトなウィンドウが、ペースマンコンセプトの個性を主張している。

ボディサイズは、全長4110×全幅1789×全高1541mm。MINIクロスオーバー(全長4110×全幅1789×全高1561mm)と比較すると、長さと幅は共通で、全高は20mm低められた。

エンジンは、直噴1.6リットル直列4気筒ツインスクロールターボ。最大出力211ps、最大トルク26.5kgmを発生し、オーバーブーストモードでは、最大トルクは28.5kgmに引き上げられる。駆動方式は、「オール4」と呼ばれるフルタイム4WDだ。

室内の写真は公表されていないが、4シーターデザインを採用。MINIクロスオーバーの特徴装備、「センターレール」は受け継がれた。レザーシートや専用ドアトリムで、高級感を演出するという。

MINIペースマンコンセプトは現時点ではコンセプトカーだが、BMWグループは「市販に向けて開発を続ける」と宣言。ハッチバック、『コンバーチブル』、『クラブマン』、『クロスオーバー』に続く、第5のモデルバリエーションになりそうだ。

《森脇稔》

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