【ロサンゼルスモーターショー10】種から育つ車…メルセデスの実車登場

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メルセデスベンツは16日、ロサンゼルスモーターショーのプレビューイベントを開催し、コンセプトカーの『バイオーム』(生物圏)の1分の1スケールモデルを披露した。

バイオームは、ロサンゼルスモーターショーの恒例イベント、「デザインチャレンジ」に出品された作品。デザインチャレンジは、米国カリフォルニア州にデザイン拠点を置く自動車メーカーが参加するデザインコンペティションだ。

今年は、GM、ホンダ、ヒュンダイ、マツダ、メルセデスベンツ(スマートとマイバッハ含む)、日産、トヨタ、ボルボの8社がエントリー。今年のテーマは、「1000ポンド(約450kg)の車」で、快適性や衝突安全性能を満たしたうえで、究極の軽量車のデザインを競い合う。

メルセデスベンツのバイオームは、植物のように種から成長する車を提案。ボディがだんだん大きくなっていくという、なんとも大胆なアイデアだ。種には2種類があり、ひとつはインテリア、もうひとつが車体に成長。「バイオファイバー」という軽量な新素材によって、車両重量は875.5ポンド(約394kg)に抑えられる。まさに夢のような車だ。

16日のプレビューイベントでは、メルセデスベンツはバイオームの実車を披露。もちろん、モックアップだが、過去のデザインチャレンジでどのメーカーも挑戦してこなかった、「机上のアイデアを実車化する」ことに成功した。

このモックアップは1分の1スケールで出来ており、車輪と一体になったボディなど、イメージスケッチのバイオームの特徴を忠実に再現。メルセデスベンツデザインスタジオのトップ、フーベルト・リー氏は「バイオームは木の葉のように成長する車。自然が作り出すテクノロジーとの、いわばハイブリッド車」と、コメントしている。

《森脇稔》

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