[尖閣ビデオ流出]鍵をかけて金庫に厳重に保管---海上保安庁

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鈴木久泰長官(5日、撮影=中島みなみ)
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いったい撮影された情報は、どのような状態で保管されていたのか。5日夜の鈴木久泰海上保安庁長官の説明からは、インターネット以前の古典的な情報管理が想像されるものだった。

「媒体の管理について封印をして金庫に保管するなど厳重な管理を行ってきた。外部に流出しないと思っていたが、今回の事案についてさらに調査をしたい」

10月18日、馬淵国交相は撮影ビデオの管理をさらに厳重にするようにという指示を出した。

そこで、海上保安庁は、本庁、第11管区海上保安本部、石垣海上保安部の組織ごとに、新たに情報管理責任者を置いて、厳重な管理を行ってきたという。だが、撮影媒体を金庫に入れて管理するという方法は従来通りで、見直されることはなかった。

衆参両院の予算委員会で国会議員が見た映像は6分50秒ほどの短いものだった。中国人船長を逮捕する時、菅直人首相や前原前大臣が見た映像も約5分。投稿された動画より、はるかに短いものだ。

その時、関係閣僚が見た映像は「全部、回収して差し上げたものはない」(鈴木長官)という。

巡視船『みずき』『よなぐに』が撮影した映像は、暗号化したデジタル衛星通信で送られてきたデータを、海上保安庁本庁で編集した。

今回流出したのは「物」ではなく「撮影データ」という情報だ。長時間の撮影ビデオが編集される過程で、情報データがそのままコピーされて残されていたという可能性がないわけではない。

調査は那覇地検でも始まっている。

それぞれの現場調査に加えて、IPアドレスをたどって、流出経路を追跡することも考えられている。鈴木長官は「投稿者のIPアドレスについてはユーチューブ側にお願いするしかなく、その方法については検討中」と、語った。
《中島みなみ》

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