【イクリプス EP001】ブランド初のPNDはインダッシュに匹敵するフルスペック機

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EP001
  • EP001
  • イクリプス EP001
  • ベゼル部分は黒の光沢仕上げ。オーソドックスな外観だ。右下の穴はハンズフリー用のマイク。
  • 裏面は上部に外部GPSアンテナ用端子、下部にマイクロSDカードスロットがある。
  • 右側面にはボタンがずらりと並ぶ。PNDでこれだけボタンを搭載するモデルは他にないだろう。音量ボタンが特に便利。
  • 左側面は電源とヘッドホンの端子がある。
  • カメラパックに付属のカメラ。ほかに室内取り付け用ブラケット、車外取り付け用のブラケットとカバーなどが付属する。
  • EP001/EP001C

今やカーナビのメインストリームとなった感もあるPND。充分な性能と手頃な価格でますます人気が高まる中、カーオーディオの名門、イクリプスから初のPNDが登場した。

◆PND初のバックカメラパック登場 しかも自分で取り付けできる

強力なライバルがひしめく中に投入されたそのニューモデル『EP001』は、一体機「AVN Lite」とともにエントリーナビという位置づけの「イクリプス Lite」シリーズを構成するが、決して“カンタン”・“値段が手頃”というだけのPNDではなく、ポータブル機ならではの手軽さとインダッシュナビの多機能を両立したハイスペックマシンだ。

本機は同じ本体で2つのパッケージが用意されている。スタンダードなEP001に対して『EP001C』はPNDで初となるバックカメラを付属したカメラパックだ。

しかもこのカメラは同社のナビ用オプションのバックカメラとは違う専用モデル。付属のブラケットでリヤガラス内側、つまり室内に取り付けることができるようになっており、この方法なら一般的なユーザーが自分で取り付けることも十分に可能だ。取り付け工賃を節約できるうえに、愛車の外観が損なわれないメリットもある。

もちろんバックカメラはリバースギア連動で、そのためのハーネスも付属している。ただ、この配線作業はユーザー自身が行うにはやや難易度が高いかもしれない。そこで、EP001本体に映像切り替え用スイッチも搭載している。このスイッチを使えばリバースギアの配線をしなくてもバックカメラを使用できるのだ。

◆ジャイロ&加速度センサー搭載 ライバルと十分スペックで対抗できるハードウエア

本機のハードウエアのアウトラインは、5型ワイド、画素数480×272(WQVGA)のディスプレイを搭載したPND。GPSアンテナのほかにジャイロセンサー、加速度センサーを内蔵しており、さらに車速パルスの入力も可能となっている。ジャイロセンサーはPNDでも搭載するモデルが増えているが、車速パルス対応はPNDでは珍しい。当然ながらトンネル内や高架下でも精度高い測位が可能となっている。

ナビ以外の機能としてはワンセグチューナー、ブルートゥースを搭載。コンパクトな本体ながら非常に多機能だ。また、本体に独立した音量ボタン、メニュースイッチ、映像切り替えスイッチを装備しており、これだけスイッチが多いのもPNDとしては珍しい。もちろんこれは操作性の面で有利で、とくに音量ボタンは使用頻度が高く、嬉しい装備といえる。さらにマイクロSDカードスロット、ヘッドホン端子、外部GPSアンテナ端子も装備している。

内蔵メモリは8GBと標準的ながら、住所3700万件、電話番号850万件と十分なデータベースを搭載している。地図は10mスケールまでで、市街地図や交差点やインターチェンジの拡大図、交通案内板なども当然対応。徒歩モードも搭載している。また、マイクロSDカードに保存した音楽や動画の再生も可能だ。

これほどのフルスペックなら当然ともいえるが、VICSにも対応している。しかもFM-VICSではなく、広域の渋滞情報が任意のタイミングで取得できるオンデマンドVICSだ。通信にはBluetooth接続した携帯電話を利用する。これにより渋滞情報が表示できるが、残念ながら渋滞を考慮したルート検索には非対応となる。Bluetooth搭載だから、もちろんハンズフリーにも対応しており、安全なドライブをサポートする。

《山田正昭》

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