ヤマト運輸は、国際旅客ターミナルのオープンで国際化が見込まれる羽田空港近隣に「羽田物流ターミナル」を新設する。
羽田物流ターミナルは、今後のアジア圏の物流を取り巻く大きな環境変化に対応し、アジア全域でサプライチェーンマネジメントのニーズに対応するための統合ソリューション・ターミナルとなる。
羽田空港に隣接した約10万平方mの敷地に、ヤマトグループの国内配送ネットワーク、フォワーディング(輸出入貨物の行程管理)、ロジスティクス(物流戦略)を融合させた国内最大級の次世代型ターミナルを建設する。物流棟を中心に総延べ床面積約20万平方m、東京ドーム4個分の広さのターミナルで、ヤマトグループ内で最大規模となる。2011年1月に着工し、2012年7月に竣工、同年10月に稼動開始する予定。設備投資額は約542億円。
施設内は大規模な緑地化や最新の環境設備の導入に加え、地域貢献ゾーンとして障がい者の雇用と自立を支援する「和の里パーク」を併設する。