三菱マテリアル、鋳鉄用フライスカッタを開発

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三菱マテリアルは、刃先交換式の切れ刃強化形鋳鉄肩削りフライスカッタ「VOX400形」を開発、販売子会社の三菱マテリアルツールズが販売開始すると発表した。

鋳鉄は、工作機械の筐体や、自動車・二輪車などの輸送用・農業用機械部品などさまざまな分野に使用されており、市場では生産性の向上が求められている。また、複雑形状の鋳鉄も多く、工具と被削材の干渉のない高能率加工が可能な肩削りカッタのニーズも高い。

今回開発した切れ刃強化形鋳鉄肩削りカッタは、独自の縦置きインサートを採用することで、主分力を厚み方向で受け、高い剛性を実現する。凸曲線切れ刃とねじれ逃げ面を採用した独創的なインサート形状により、切れ味の良さと耐欠損性を両立する。

右勝手で全8コーナが使用可能なため、高い経済性を実現するほか、鋳鉄加工に耐溶着性を持つCVDコーティング材種「MC5020」を採用して長寿命化した。

初年度4億円の売上げを見込んでいる。

《レスポンス編集部》

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