菅直人首相(党代表)は11日正午、東京JR有楽町駅前で街頭演説。民主党代表選を14日に控え、週末最後の訴えに臨んだ。
「(※大改革の)リーダーシップというのは、一人の政治家が一人でやれるものではない。400人の国会議員、2500人の一般議員、35万人の民主党党員サポーター、そして、1億2000万人のみなさん、国民の声を聞き取った上でないと、日本は変えることができない」と、聴衆に向けて支持を訴えた。
演説には、蓮舫行政刷新相や長妻昭厚生労働相らが応援に駆けつけた。事業仕分けによる無駄の削減効果や、予算の組み替えによる子供手当など新しい施策の実現など、これまでの成果を訴えた。
また、首相は「チームとしての取り組み」を強調。改革を阻む壁を「チームになって突破する」と、挙党態勢による政権運営に力を込めた。
有楽町の会場は多数の支持者や警備の警察官らで埋め尽くされた。