スズキ鈴木会長、与党は「争いごとをする前に…」

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スズキの鈴木修会長兼社長は26日、東京で開いた新型『スイフト』発表会見で、現状の円高について「極めて深刻に受け止めている」と強調し、対策としては「日本から部品を送るのでなく、現地調達を高めることが基本」と語った。

鈴木会長は同社の連結売上高がピークの2007年度から昨年度は約1兆円の減収となったが「そのうち半分は円高の影響だった」と指摘した。そのうえで「今回の円高はその当時を大幅に上回っている」と、業績への影響に強い懸念を示した。

政府・日銀に対しては対策を「ひたすらお願いする立場」としながらも、代表選で政策の空白状態を生み出している与党について「(経済や為替への)対策を打たないと日本は沈没してしまう。(代表選という)争いごとをする前に、沈没しないようにしていただきたい」と、痛烈に皮肉った。

《池原照雄》

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