ANA、国内線を増便…JAL縮小でビジネスチャンス

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全日本空輸(ANA)は8月20日、羽田空港の発着枠拡大に伴って2010年10月31日~2011年3月26日までの期間の国内路線便を増便すると発表した。

同社は国際線新規路線開設も含め、首都圏空港の発着枠拡大を最大のビジネスチャンスととらえ、利便性の高いネットワーク構築を段階的に進めるとしている。ライバルである日本航空が経営再建中で、縮小均衡しているため、この機に乗じて国内のシェア拡大を狙う。

国内線では、羽田空港の新滑走路供用開始による発着枠の増加を活用し、羽田~徳島間を1日3往復で再開するほか、羽田~高松・広島線をそれぞれ1便ずつ増便。JALグループの撤退に対応し、大阪(伊丹・関西)および中部発着路線の路線便、機種変更を実施する。

国際線は日中航空交渉が継続中なため、羽田~北京・上海(虹橋)線で予定していた増便を見送り、他の路線で必要な座席数を増強する。その他の路線でも必要な機種、便数を変更し、需給適合を図る。

このほか成田~ジャカルタ線の運航再開日を2011年1月7日、成田~マニラ線の運航開始日を2011年2月27日に決定した。

貨物専用便ではウィンターダイヤ開始日から需要回復が見込まれる中国、香港、台湾路線を増便する。

《レスポンス編集部》

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