ブリヂストンが発表した2010年6月中間期の連結決算は、タイヤの販売が国内外で好調だったことから売上高は前年同期比15.0%増の1兆3860億円と大幅増収となった。
営業利益は前年同期は200億円の赤字に転落したが、784億円の黒字となった。為替差損60億円、原材料価格上昇で420億円などの減益効果があったものの、販売数量の増加で1433億円などの増益効果があった。
経常利益は680億円の黒字で、中間期純利益は445億円となった。
通期業績予想は収益を前回予想から上方修正した。売上高は据え置いたが、営業利益は1300億円を予想していたが1570億円となる見込み。経常利益も113億円から1350億円、最終利益も770億円から910億円に上方修正した。
ランフラットタイヤやUHP(超高性能)タイヤ、航空機用ラジアルタイヤなどの付加価値の高い製品の販売が予想を上回る見通しとなったため。
中間配当金は前回予想を2円増配し、1株当たり10円とする。期末配当予想も2円増配して10円とする。