民主党は2日の常任幹事会で、代表選を9月1日告示、14日投開票の日程で実施することを決めた。菅直人代表(首相)の任期切れに伴うもの。
今回の代表選は、小沢一郎前幹事長が08年9月に代表に就任、09年5月に辞任した残り任期で、その間を鳩山由紀夫前代表、菅直人代表で埋めたことになる。
民主党の代表選は2年に一度、任期が終了する年の9月に実施される。選出された代表ポストが任期内に空席となった場合、次に選出された代表の任期はそこから2年ではなく、前代表の残り任期期間中だけ代表となり、再び代表選に臨む仕組みだからだ。
そのためいつも代表が替わっているような気がしてならない。民主党関係者も「そうした国民の声は多い」と、認める。
さらに、代表選を2年に一度、定期的に実施することで、衆議院議員の任期中に、その結果が首相を交代させるかもしれないという、不安定要因を常にはらんでいる。
枝野幹事長は2日の会見で「代表選挙の選挙管理委員会が設置されて、その期日を決めたところで、一般論としてもそういうこと(代表の仕組み)を申し上げるタイミングではない」というのだが、野党時代と違い、代表選が国民生活に与える影響は大きい。
菅首相は再選を目指し出馬の意向。ほかに立候補者が現れると、02年以来の国会議員、地方議員、党員、サポーターによる投票となる。