フォルクスワーゲングループは29日、2010年上半期(1~6月)の決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は前年同期比20.7%増の618億ユーロ(約6兆9800億円)。純利益は28億ユーロ(約3165億円)と、前年同期比で2.3倍もの伸びを示した。
主力のVW乗用車ブランドは2010年上半期、全世界で前年同期比17.5%増の190万台をセールス。『ポロ』『ニュービートル』『ティグアン』『トゥアレグ』『ゴルフ』が好調だった。中国では、『ジェッタ』や『パサート』が人気を集める。
VW乗用車ブランドの上半期純利益は、前年同期比5倍の10億ユーロ(約1130億円)。同グループを率いるマルティン・ビンターコルン会長は、「上半期は予想を上回る実績。我々は今後も環境性能に優れるモデルを投入し、世界ナンバーワンの自動車グループを目指す」と述べている。