日産自動車が発表した2010年度4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、当期純利益が1066億円の黒字に転換した。前年同期は165億円の赤字だった。
売上高は前年同期比35.3%増の2兆0501億円と大幅増収となった。グローバル販売台数は、中国などのその他市場が好調で同32%増の95万4000台となった。
収益では営業利益は1679億円、経常利益は1550億円となった。
同社のカルロス・ゴーン社長は「第1四半期の決算は堅調で、リカバリー活動も計画に対して前倒しに進捗している。グローバル経済の回復状況や原材料費、為替変動に不透明さはあるものの、確実に2010年度の業績見通しを達成できる」としている。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。