デンソー、欧州の開発拠点を拡充へ…燃費技術を強化

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アーヘン・エンジニアリング・センター 拡張部分外観(イメージ図)
  • アーヘン・エンジニアリング・センター 拡張部分外観(イメージ図)

デンソーは14日、海外事業を強化する一環として、欧州の中核開発拠点のひとつであるアーヘン・エンジニアリング・センター(AEC)を拡充し、7月下旬に稼動を開始すると発表した。

今回の拡充では、AECの延べ床面積を従来比3倍以上の規模にするとともに、試験設備についても、電子機器実験室や高低温・湿度などの環境をコントロールできる実験室を新設するのに加え、既存の試験設備の台数を増やす。試験の対応能力を大幅に増強し、開発力を強化する。

AECは2005年に開設してから、ディーゼル・コモンレール・システムなどを中心にパワートレイン機器の開発設計と性能評価を行ってきた。今回の拡充で従来の開発設計・評価能力を強化するとともに、新たにエンジンECUやアイドル・ストップ用スタータなどの電子・電気機器の開発設計、性能評価にも着手する。

同社は、環境に対する意識が高い欧州では、燃費規制の強化などで、ECUやアイドリングストップといった先進的な低燃費技術が重要になるとし、技術開発力のレベルアップを図り、競争力を強化、欧州自動車メーカーのニーズに対応していくとしている。

《レスポンス編集部》

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