東京商工リサーチが発表した2010年上半期(1〜6月)の全国企業倒産状況によると、倒産件数は前年同期比16.8%減の6790件となった。
倒産件数が減少したのは上半期としては5年ぶり。負債総額は同9.5%減の4兆2381億3500万円と、上半期としては戦後9番目の水準だった。
原因別では「不況型」の構成比が上半期としては過去最高の82.9%となった。法的倒産の比率は78.1%となり、上半期としては過去最高だった。
上場企業の倒産は日本航空など、4件にとどまり、前年同期の18件から大幅に減少した。
従業員被害者数は6万2097人で、4年ぶりに減少した。