高架下でトランクルーム事業 首都高が多角化

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恵比寿トランクルームパース画
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首都高速会社(橋本圭一郎社長)は首都高速の高架下の有効活用として、トランクルーム「首都高トランクルーム」をオープンさせる。

同社初となるトランクルーム事業は、首都高速目黒線高架下(渋谷区恵比寿2丁目33)に展開。事業主体は関連会社の首都高速道路サービス(野口秀昭社長)で、寺田倉庫「テラダトランクルーム」と事業協力の下で運営する。

首都高速は、同地で四輪車駐車場を展開していたが、都心部での駐車場需要の減少などから、高架下活用の多角化を図った。同地での四輪車駐車場は30台あったが16台を削減。首都高トランクルーム用地は510平方m(建物平方m)を確保した。

「継続利用については、当社が関係する近隣の駐車場に移っていただき、駐車場以外の事業にも取り組むことにした」(首都高速広報担当)

特に都心部では車両維持費が高く、四輪車の駐車場需要は保有台数の減少とともに急速に衰えつつある。そこで、将来の需要減に備え、高架下に鉄骨二階建て耐火構造のトランクルームを設置し、新事業に取り組むことになった。

同地の首都高トランクルームは、全部で174室。トランクルーム1室の広さは最小で1.09平方m。月額1万2800円から。防犯カメラ、機械警備、ICキーレスシステムを採用し、室内には空調換気設備を完備する。24時間いつでも利用できる。

《中島みなみ》

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