Ferrari Japanは30日、『F355ベルリネッタ/F355GTS』、「F355スパイダー」計2車種の燃料パイプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1995年7月3日~99年12月15日に輸入された638台。
(1)エンジンルーム内で燃料パイプと冷却水ホースのクランプの間隙が不足しているため、両者が干渉して燃料パイプが損傷し、燃料が漏れて排気管等にかかり火災に至るおそれがある。
(2)燃料パイプ接続部の強度が不足しているため、規定トルク以上で締め付けると亀裂が発生し、パイプ接続部が損傷して燃料が漏れ、排気管等にかかり火災に至るおそれがある。
(1)については全車両、燃料ディバイダブロック一式を対策品と交換する。(2)については全車両、燃料パイプを点検し、対象車両は対策品と交換する。
不具合発生はいずれについてもなく、イタリア本社からの情報でわかった。事故は起きていない。