ワールドカップに出場の中南米諸国チームが合同で飛行機をチャーターし、南アフリカへ飛び立った。大西洋上3万フィート、エンジンが不調をきたし、機体が高度を下げ始めた。
機長がアナウンス、「高度を保つため重量を軽くしなればなりません」。扉を開き、ユニフォーム、シューズ、ボールといった手荷物、機内サービスの食事やワゴン、毛布、枕が機外に捨てられた。
しかし、なおも高度は減り続ける。機長の悲痛なアナウンスが響く。「どなたかボランティアを募ります」。
メキシコチームのアギーレ監督が席を立つと開いた扉まで進み、「わが愛する祖国、メキシコのために!」と言い残すと機外へ身をおどらせた。
続いてウルグアイのタバレス監督が「わが愛する祖国、ウルグアイのために!」と言うと宙へ舞った。
そしてブラジルのドゥンガ監督が席を立ち「わが愛する祖国、ブラジルのために!」と言うとマラドーナを外に放り出した。
★登場人物を変えて各地で語り継がれている古典ジョーク。