NECとNECネッツエスアイは、ICカード免許証の記載内容を安全に読み取ることができる専用リーダなどを持つ「ICカード免許証ICチップ記載内容確認パッケージ」を販売する。
運転免許証の偽造防止などのため、今年1月から全国で免許証情報をICチップに記録したICチップ埋め込み型の免許証が発行され、本籍情報を免許証に記載することが廃止となっている。
両社が開発した今回の製品は、パソコンにソフトウェアをインストールし、周辺機器を接続するだけで、本人確認のための本籍情報を画面上や印刷で確認できるため、住民票を取る手間がなくなるほか、ICカード免許証が偽造されていないかをチップの内容と免許証の表面の記載を照らし合わせることで確認できる。
両社は、金融機関やファイナンスリース事業者、クレジットカード事業者など、本人確認が必要な事業者向けに販売していく。