パナソニックエコシステムズは、高価な白金を使わないディーゼル排ガス浄化用触媒を開発し、サンプル出荷を開始した。
新らに開発した触媒は、ディーゼル排ガス浄化用に使用されている高価な白金を使わず、アルカリ金属元素を主成分とした化合物を使用することで、コストを低減できる。また、従来の触媒よりも低い温度で同一の分解性能が得られ、同一温度では分解速度も向上している。
同社では6月からサンプル出荷を開始し受注獲得を目指す。日米欧でディーゼル車の排出ガス規制が強化される中で、コストを抑えながらディーゼル排出ガスを低減できる装置として販売拡大を目指す。