三洋電機は10日、太陽電池モジュール、リチウムイオンバッテリーシステムなどのソーラー・エネルギーソリューション事業の展開、拡大を狙い、欧州市場に参入すると発表した。
地球温暖化防止などからクリーンエネルギーの期待と需要が高まりつつある見通しで、CO2削減に熱心な欧州では特に需要の伸びが期待されるとしている。
同社は高い変換効率や温度特性に優れているHIT太陽電池など、競争力の高い製品を持つことから、欧州市場に参入して事業の拡大を図る。
2010年度から欧州で、三洋電機独自の太陽電池リチウムイオンバッテリーによるや二次電池、業務用機器などの技術を融合したスマートエナジーシステムによるCO2排出量やランニングコストの大幅な削減を提案していく。太陽電池で発電したクリーンエネルギーを二次電池に蓄電し、効率的に活用できるようコントロールしながら電力を供給するシステムの普及を図る。
同社ではソーラー・エネルギーソリューション事業で2015年度までに欧州で8億ユーロの売上げを目指す。