ボッシュは、2010年1 - 3月期(第1四半期)の連結決算は、自動車生産台数が好調に推移していることから増収になったと発表した。
消費財・建築関係は依然として低調で減収だったが、自動車機器の販売が大幅に増加して全体をカバー、第1四半期の売上高は前年同期と比べて6割増となった。
同社の2010年12月期の売上高は前年比25%増の2980億円を予想している。
同社では計画を達成するため、新興市場向けの低コスト部品の供給体制を強化すると同時に、日米欧の先進国市場向けに環境や安全などの取り組みを強化する方針。このため、今期は総額78億円を投資して、研究開発拠点である横浜事務所を拡張、横浜の従業員も2007年の520人から今年は1000人に拡張する計画だ。
同社では自動車業界を取り巻くキーワードは「環境(エコ)」「低コスト化」「新興国」「多様化」の4つで、ボッシュはグループをあげてこれらに継続的に取り組むとしている。