コマツ、子会社がエンジン用鋳鉄部品工場を新設…新興市場に対応

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コマツキャステックスが新設したKCX鋳鉄新工場
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コマツは27日、子会社で、建設・鉱山機械の鋳造部品を製造・販売するコマツキャステックスが富山県氷見市の本社工場敷地内にエンジン用鋳鉄部品などを生産する工場を新設したと発表した。

工場は、シリンダーブロック(CB)鋳鉄工場で、建設・鉱山機械用の中・大型エンジン用シリンダ-ブロックやトランスミッションケ-スなどを製造する。生産能力は月産2300t程度。

同社では、エンジン用鋳鉄部品を小山工場で生産してきたが、6月から9月にかけて新工場に全面的に移管して集中生産する。

建設・鉱山機械市場は、中国、アジア、中南米などの新興国市場向けが回復しており、今後も伸びが見込まれている。これに伴って鋳鉄品の需要も増加する見通しのため、鋳鉄工場を新設し、需要に対応する。中・大型エンジン用シリンダ-ブロックを中心として、トランスミッションケ-スなど、製造難易度の高い鋳鉄品の生産を本社工場に集約することで、建設機械用油圧バルブとともに品質水準の高いコンポーネントの安定供給を目指すとしている。

《レスポンス編集部》

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