約300mに渡ってひきずったトラック運転手逮捕

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24日午後10時20分ごろ、大阪府大阪市港区内の府道で、道路を横断中の自転車と大型トラックが衝突する事故が起きた。トラックは70歳の男性を底部に巻き込んだままで約300m走行。男性は死亡。トラックは逃走したが、警察は後に45歳の男を逮捕している。

大阪府警・港署によると、事故が起きたのは24日の午後10時20分ごろ。大阪市港区市岡元町2丁目(N34.39.59.2/E135.28.7.3)付近の市道に高齢の男性が血まみれの状態で倒れているのを通行人が発見。警察に届け出た。

男性は全身を強打していて即死状態。後の調べで70歳の男性と判明した。近くには破損した自転車が倒れており、路上には約300mに渡ってひきずられたような痕跡が残されていた。「トラックが底部から火花を上げながら走行していた」との目撃情報もあり、警察は男性がひき逃げで死亡したと判断して捜査を開始した。

現場近くのマンションに設置された防犯カメラが自転車をひきずって走行するトラックを撮影しており、警察ではこの映像から愛媛県四国中央市内にある運送会社がトラックを所有しているものと確認。このトラックが静岡県に向かったとの情報を得て、現地に捜査員を派遣して調べたところ、バンパーに接触痕を発見。26日に運転していた45歳の男を自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して男は「何か硬いものを引っ掛けたような気はした」と供述しており、警察ではひき逃げの認識があったのかどうかについても調べを進めている。

《石田真一》

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