15日午前2時30分ごろ、愛知県名古屋市中村区内の堤防上を通る県道を走行中の乗用車が、前走車を追い抜こうとした際に衝突。さらに対向のワゴン車とも衝突する事故が起きた。この事故で乗用車を運転の少年が死亡。ワゴン車の運転者も重傷を負っている。
死亡した18歳の少年は事故の10日前に免許を取得したばかり。事故当時は80km/h近い速度で走行していたとみられる。
愛知県警・中村署によると、この事故で追い越しをかけた乗用車は大破。運転していた中川区内に在住する少年が全身強打でまもなく死亡。ワゴン車は約9.5m下の河川敷に転落して大破。運転していた中村区内に在住する40歳の男性が足を骨折する重傷を負った。前走する乗用車も中破したが、運転していた弥富市内に在住する36歳の男性にケガはなかった。
現場は名古屋市中村区八社1丁目(N35.8.58.5/E136.50.30.4)付近の庄内川堤防の上を通る県道で、片側1車線の緩やかなカーブ。はみ出し禁止区間に指定されていた。警察は被疑者死亡のまま、この少年を自動車運転過失傷害などの容疑で書類送検する方針だ。