米BMWは7日、サウスカロライナ州スパータンバーグ市の工場と、隣接する博物館で「The Ultimate BMW Experience(究極のBMW体験)」プログラムを開始したと発表した。ドイツ本国ではすでに実施されていたプログラムだが、ドイツ国外での提供はこれが初めてだ。
現在『X5』と『X6』の米国での生産拠点となっているスパータンバーグには工場に隣接して博物館があり、両施設の一般公開に加え、敷地内のテストコースでの運転体験ができる「The Ultimate BMW Experience(究極のBMW体験)」が新たに追加された。
プログラムにはBMWパフォーマンスセンターにある車両が用いられ、不整地のオフロードコースと舗装されたオートクロスタイプのコースで体験走行が可能。体験メニューは3つ用意されており、「X5オフロード」はオフロードコースで同工場で造られたX5に乗って「xDrive」、「DSC」、「HDC」等の効果を体験するコース、「パフォーマンス・ドライブ」は『1シリーズ』、『3シリーズ』、『5シリーズ』、『7シリーズ』、X6を、オートクロスコースで参加者自らが運転するコース、「M5リング・タクシー・デモラップ」はプロドライバーが運転する『M5』に同乗してホットラップを体験するというコースだ。
同工場の広報によると参加資格は「BMWのオーナーだけでなく、運転免許さえ持っていれば誰でも参加可能」とし、「必要なのは『運転に対する情熱』だけ」とのことだ。費用は一人99ドルで、2時間の体験走行に加え、工場見学と博物館のツアーが組み合わされる。実施されるのは毎週月、水、金曜日。参加には事前予約が必要となっている。