FIA会長の座をジャン・トッドに譲ったマックス・モズレー元FIA会長がフェラーリとフェラーリの会長に厳しいコメントを送った。
雑誌のインタビューに答えたモズレーは、フェラーリに君臨するルカ・ディ・モンテゼモロ社長について、「ルカは人付き合いが良く、明るく周りから好かれる人間だ。だが私個人の意見では彼はとても弱く、そして他人の意見に流されやすい」とコメント。
さらに昨年一旦は全チームから了承を得られた予算制限策については次のように語っている。「2008年の1月から8月までわれわれはミーティングを重ね、コストを制限することに合意してきた。その中で常に反対し続けたのがフェラーリだった。他のチームと同じ額を使ったのでは勝てないということが分かっていたのだろう」。
「この問題をきちんと理解してくれているファンなら納得してくれると思う。私がしていることは全てF1の存続のため、崩壊に歯止めを掛けるためだったんだ。F1とは人々が思う以上に壊れやすい構造をしている」とモズレーはコメントしている。