【ケータイナビガイド '10】自転車モードの使い勝手はいかに…MapFanナビークル インプレ後編

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タイラップで固定しているのは、自動車のダッシュボードなどに固定するためのアングルステー。脱落防止にストラップは必須だ
  • タイラップで固定しているのは、自動車のダッシュボードなどに固定するためのアングルステー。脱落防止にストラップは必須だ
  • 自転車のハンドルに自動車用の携帯電話ホルダーを取り付けたところ。
  • ナビモードを自転車に設定するだけ
  • 自転車モードの案内ルートは参考としている
  • 自転車モードでのルートガイド画面。画面については自動車モードと変わらない
  • iMapFan地図ナビ交通サイト(携帯電話でお読み取りください)

ケータイナビの特性を知って安全ドライブを

GPSの測位間隔による問題は、とくにコースを外れたときの再探索で影響がでることがあった。細かい路地などで迷ったときなど、頻繁にコースを変えたりUターンをすると、コース逸脱の認識にタイムラグが生じる。

このようなときは、安定してコースに戻るまで、ナビゲーションのルート表示や音声案内はあまり役に立たない。表示される地図と自分の方向感覚でルートに戻るか、幹線道路に戻って、余裕のある再探索をさせるといいだろう。

ナビゲーションの音声案内も問題はない。パイオニアのハイエンドAVナビ「サイバーナビ」でお馴染みの女性の声は、あまり静かとはいえない車の中でも普通に聞き取れる。

◆ラリーモードは相変わらず便利

ナビークルの特長でもある「ラリーモード」は最新バージョンでも継承されている。これは、次の分岐ポイントまでの距離と進行方向を矢印で出現順に表示するという機能だが、小さい画面でも必要な情報が得られるので重宝した。ちなみに、車の競技であるラリーでは、「コマ図」と呼ばれる分岐ポイントまでの区間距離と、その分岐や交差点での進行方向、目印などを記載したルートブックを使用することからラリーモードという名前がついたものと思われる。

トンネルでは、さすがにGPSをロストし自車表示は止まってしまう。しかし、トンネルを出れば1 - 2秒で復帰する。小さい画面、縦長の画面など通常カーナビに慣れていると、最初は戸惑うかもしれないが、慣れるのは意外と早かった。とくに便利だと思ったのは、地図データそのものはサービスを提供するプロバイダが管理しているので、常に最新の地図が利用できることだろう。今回も東名高速道路では、開通したばかりの圏央道の海老名ジャンクションがあるものとして案内を行っていた。

◆「ポタリング」ブームに対応した自転車モード

最後に、自転車モードも評価してみた。自転車モードでは遠距離のレビューができなかったが、表示や操作に特別なモードがあるわけではなく、移動速度の設定と、ルートガイドで利用する道の条件を自転車向けにチューンしている。自転車で街中を散歩気分で走り回るいわゆる「ポタリング」がちょっとしたブームになっているが、こうしたニーズに対応したものだ。

ケータイでのナビゲーション画面に慣れてしまえば、かなり便利に使えそうだった。自動車での利用は、助手席で手元で操作しながら使うのでなければ、固定してドライバーが操作や表示の確認をしなければならないが、自転車なら気軽に止まって表示を確認したりできる。

自転車モードでの問題点は、1時間以上連続動作させる場合のバッテリーの消耗と、自転車にどのようにケータイを固定するかだ。バッテリーについては予備電池や予備充電池などを携行する必要があるだろう。こうなるとやはり節電モードが欲しくなる。

自転車への固定は、今回は、ハンドルバーにGPSロガーやコンピュータ用のマルチマウントバーを取り付け、そこに自動車用の携帯電話ホルダーを両面テープとタイラップによって固定した。

通常の走行では写真のようなホルダーで脱落することはなかったが、大きな段差、連続する振動ではその限りではない。今回、いろいろな携帯電話を取り付けることも考え、ゴムによってはさむ方式の携帯電話ホルダーを使ったが、機種が特定できるなら、幅に合わせたサイズでしっかり固定できるものを選び、かつ脱落防止のストラップを自転車と本体でつないでおく必要があるだろう。

【アプリ概要】
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※Ver.3.8対象はドコモ端末のみ

■利用料:月額315円
※上記月額料金内で乗換案内・徒歩ナビアプリ「MapFanアプリ」の利用も可能
※「MapFanナビークル」を含む「iMapFan」全ての機能を30日間無料で試用できるキャンペーン(「お試しマイメニュー」)も実施している。

■公式サイト(PC)
MapFanナビークル
http://www.mapfan.com/nv/

《中尾真二》

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