GM、北米5工場に830億円投資…新V8エンジン生産へ

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GMは27日、北米の5工場に総額8億9000万ドル(約830億円)を投資すると発表した。次世代スモールブロックV8ガソリンエンジンの生産に備える。

投資先に選ばれたのは、ニューヨーク州トナワンダ、オハイオ州デファイアンス、インディアナ州ベッドフォード、ミシガン州ベイシティ、カナダ・オンタリオ州セントキャサリンの5工場。トナワンダとデファイアンスはエンジンの組み立て、残る3工場はエンジン部品の生産を担当する。これら5工場への投資により、1600名以上の雇用を創出する。

今回の投資は、GMの新世代スモールブロックV8ガソリンエンジンの製造が狙い。このV型8気筒エンジンはオールアルミ製で、直噴化。ガソリンだけでなく、ガソリン15%、エタノール85%の割合で混合したE85燃料にも対応する。

GMはこの新世代V8を、シボレー『コルベット』『カマロ』のスポーツカーをはじめ、SUVやピックアップトラックなどにも、幅広く搭載する計画。GM北米部門のマーク・ルース社長は、「今回の投資は、すべてのGM車の燃費を引き上げるというコミットメントに沿ったもの」と、その意義を強調している。

《森脇稔》

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