マツダは27日、2010年3月期決算の会見を行い、その席で2016年3月期までの中長期施策を発表した。その柱は「ブランド価値」「モノ造り革新」「環境・安全技術」「新興市場」「フォードシナジー」の5つという。
報道陣からはフォードとのシナジーについて質問が飛び、山内孝社長は「現在、提携関係を強化していくために、両社が『ウィンウィンの関係』になるものを発掘しようと会議を行っている」と回答。フォードとはトップミーティングを年2回、そのほか非公式のものを3 - 4回行っているそうだ。
そこでは、現在進めている米国、中国、タイ工場の共同運営や、エンジン、パワートレイン、プラットフォームの共同開発のほか、新たな試みも話し合われているとのこと。山内社長は「例えば、グローバル購買についても、具体的に話し合っており、その可能性を探っている」とコメントしている。
近い将来、マツダとフォードで新たな動きが出てくるかもしれない。